僕は今、おサイフケータイで毎日買い物をしています。


以前昼食をおにぎり2個にした話を書きましたが、その事で職場近くにあるセブンイレブンで毎日買い物をする生活になりました。

「これなら nanaco に入会した方が得かもしれない」と思い、さらに「電子マネーなら携帯の FeliCa が使えるかも」と考え付き今に至りました。
折角携帯に FeliCa が付いているのだから、使ってみたいという欲求も大きかったです。
※因みに僕の携帯はガラケーです。


さて、携帯で nanaco を使用するには、以下の2つの事をしなくてはなりません。
・ アプリのダウンロード
・ チャージ

携帯のアプリで電子マネーを利用すると、クレジットカードからチャージしてすぐに使用できるので便利です。
※アプリインストールからクレジットカードが登録出来る様になるまで4日、クレジットカード登録からチャージが出来る様になるまで24時間必要です。


アプリをインストールしてすぐにコンビニで買い物してみました。
最初はアプリをインストールしてすぐだったのでクレジットからチャージが出来ない為、勇気をふりしぼって現金でチャージします。

***

僕「えーと、支払いなんですけど、携帯で支払いするんですが…。」
僕「最初なのでお金が入ってないんですよ。チャージしないといけないんですけど、どうすれば良いですか?」
店員「携帯をココに置いて下さい。」
僕「ハイ」
店員「残金が無いのでチャージして下さい。」
僕「…ハイ」
店員「チャージは1,000円単位で出来ますが…」
僕「じゃあ1,000円で」
店員「携帯を置いて下さい。」
僕「ハイ」

 店員からレシートを渡される
 僕は清算が終わったと思って携帯をひっこめる

店員「もう一度携帯を置いて下さい」
僕「あ、ハイ」

 店員からレシートを渡される

 … 間 …

店員「どうぞ・・・(商品を押しながら)」
僕「あ、ハイ…」

***


非常に気まずかった。
店員さんは若い女性だったけど、どことなしに怪しい人を見る様な目つきだった。
最初に自ら「チャージが必要」って言ってるんだから、チャージの作業をしてくれればいいのにねぇ。まあ、マニュアルなんでしょうけど。

まあそれはともかく、最初に渡されたレシートはチャージをしたという証明のレシートで、後で渡されたのが商品を購入した時の通常のレシートでした。


これは休日にドライブ先のセブンイレブンでのお話。

さていよいよ職場の近くでの本番に臨みます。


***

 商品を店員に渡して携帯をかざす。
 しかし何も反応しないので最初に確認が必要と悟る。

僕「携帯で支払い出来ますか?」
店員「携帯で・・・何ですか?」
僕「携帯で支払いです。」
店員「はい。×××ですか? nanaco ですか?」
僕「nanaco で。」

 店員からレシートを渡される。

 … 間 …

店員「どうぞ・・・(商品を押しながら)」
僕「あ、ハイ…」

***


「携帯で電話しても良いですか?」なんて言いませんよねぇ。他に何か有るのかな?
×××の部分は、恐らく他の Edy 等の種類を言ったのだと思います。よく聞き取れませんでした。
僕が最初に携帯をかざして待っていたのは、以前に他のお客さんで、商品を店員に渡したらサイフを読み取り機に押し付けてじっと待って清算を済ませていた人が居たからです。
その人はそうとうの常連さんだったのでしょうか。


気を取り直して、今度は聞き直されない様に大きめの声で3度目


***

僕「携帯で支払いお願いします。」
店員「あー、えーっと…」
僕「nanaco で」
店員「あ、ハイ」

 店員からレシートを渡される。
 僕は商品を持ち帰る。

***


以前に比べたらかなりスムーズになりました。

でも、これまでの全てで同じだったのが、清算が終わったときに「ありがとうございました。」のご挨拶が無かったという事です。

別に "言え" と言っている訳では無いですはい。

いつも現金で支払っている時はかけてもらっていた言葉なので、おサイフケータイで支払うようになって突然無言でレシートを渡されるようになり、戸惑いを覚えてしまったのです。
店員の皆さん、おサイフケータイに慣れてないんじゃない?という疑惑が湧いて来ました。いや、それよりも
"おサイフケータイ、誰も使ってないんじゃ…"
 という、より根本的な疑惑が湧いて来ました。

みんなが使わないという事は、メリットが少ない可能性が高いという事です。


さて、ここらでおサイフケータイに対する 不☆信 が芽生えます。

「アバタもエクボ」の内は良いのですが、一度不信感を持ってしまうと今まで気に止めようとしなかった些細な事が欠点に見えてきてしまいます。


実際に使う前のイメージでは、
商品を店員さんに渡して、携帯をかざしてチャリーンでバイバーイ
だったのです。

以前電車の定期を電子マネーに換えた時の衝撃はとても大きいものでした。
通勤だけで定期の上限を毎月超えるので、好きな時に好きなだけ電車が使える上に、これからは切符を買う事も定期の期限を気にする事も無い。
まるで電車に "顔パス" で乗っている様な、新しい世界を見た感覚でした。

おサイフケータイはこれとは違いますが、同じ様な幻想を抱いていたのです。


・支払い方法を伝えなければならない。
・nanaco に1万円入っていても、Edy が0円だとグループ店以外では使えないかもしれない。

この2点が、僕のおサイフケータイに対する主な不満点です。
※因みに、清算の際にアプリが起動していなくても問題ありません。

もう少し細かい事を言うと、実際のお財布を取り出さなくても良い事が売りの一つと思われるおサイフケータイですが、レシートはいつも通り発行されるので、レシートをサイフに入れている人は二度手間になる可能性も有ります。
※レシートには nanaco の場合、nanaco 番号の下4桁と電子マネーの残高、ポイント残高などが記載されています。


同じ電子マネーでも、カード形式の nanaco なら、これらの不満は緩和されるのだと思います。
・支払い方法云々 ⇒ カードを見せて「これで」と言えば良い。
・1万円入っていても云々 ⇒ 単体のカードだから。
・レシート云々 ⇒ カードはサイフから取り出すだろうから。


色々な不満とこの先の不安が芽生えながら、でも折角なので続けたいと思っていた矢先、ある事に気づいたのです。
「 "携帯で支払います" って言う必要無いよね。」
そう、当たり前の事ですが店員さんにとっては携帯であろうがカードであろうが、nanaco の電子マネーという事に変わりは無いのです。


意を決して4度目のチャレンジです。


***

僕「nanaco で」
店員「ありがとうございましたー。(レシートを渡しながら)」

 僕は商品を持ち帰る。

***


!!!
お礼の言葉、頂きました!
これです!この自然な感じが欲しかったのです!
不思議な感動でした。

お金が携帯のなかで分散する問題も「nanaco で」と言わなければいけない気恥ずかしさも残っていますが、購入金額に応じて小銭を用意したりお釣りを貰って財布に入れる所作(特にお札が混ざると面倒)が必要なくなるというメリットは、確かに存在します。
因みに僕はレシートが必要ないので、買い物袋に入れ、お昼ご飯を食べ終わったらゴミと一緒に捨てています。


まとめます。
・ 支払い方法を伝える時に「携帯で」は必要ない。
・ サービスは、自分がよく使うお店で共通して使える所に統一した方が良いかも。
・ 声を出して言い易いサービスを選ぶ( Edy とか iD とか? )。
・ レシートが必要な場合は管理方法を考え直す。

と言った所でしょうか。


今はまだ nanaco をコンビにで使ってみただけなので、他にもメリットなどがあるかも知れません。また、ここに書いた事で間違ってることもあるかもしれません。
そんな時はご指摘など頂けましたら幸いです。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。


【参考資料】
おサイフケータイ、どうやって使うの!? おサイフケータイのすべて おサイフケータイ®情報